今回は【人生の終わり方を考える「終活」に必要な準備】について考えていきたいと思います。
もちろん、このテーマはおひとり様でも、おふたり様でも、「ご家族が遠くに住んでいて自分の「終活」を任せられない」または「家族に負担をかけたくない」という方にもあてはまることが書いてあります。
ご自分の「人生の終わり方」の参考にしてください。
なお、「終活」とは、「人生の終わり方を考える」だけではなく、「残された人生をどう生きるか」など前向きな深いテーマではありますが、今回の投稿では、「終活」を「自分の人生の終わり方を考える」、つまり「死」を迎える準備として捉えて記載しています。
「終活」についての前向きな捉え方については、別のテーマで書いておりますので、そちらも参考にしてください。
「人生の終わり方」について自分自身で考えておいたほうが良い理由
「人生の終わり方」を進めていくためには、自分自身で自分の気持ちを整理したり、まとめたり、また自分の思いを家族に伝えておいたほうがいいことが沢山あります。
なぜ、自分の思いをまとめておく必要があるのか。
それは
- 大切な家族に迷惑をかけないために
- 自分の医療、介護、死などについて自分の思いを知ってもらうために
などがあげられます。
あなたが「人生の終わり」を迎えるまでには、様々な事柄が起こります。
あなたの思いが伝わっていれば、家族は悩んだり、後悔したり、争ったりしないで済むこともあります。
自分はいつまでも大丈夫だと思っていても、人生は何が起こるかわかりません。
あなたの思いを伝えたくても伝えられない場合(事故、病気など)だってあるのです。
そのためには、エンディングノートなどに自分の思いを書いておくことが大切でしょう。
次の項では、特に「人生の終わり」を迎えるまでに考えておいたほうが良いものを挙げていきたいと思います。
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【人生の終わり方を考える「終活」に必要な準備について】
【人生の終わり方を考える「終活」に必要な準備】は沢山ありますが、その中でも5つのテーマに分け、それぞれの項目で詳細を考えていきたいと思います。
これらのことは、エンディングノートに書いておくと良いものですので、まずは自分自身で自分の思いをまとめておくとよいでしょう。
医療について
事故や病気で入院することもあります。
また、治療してすぐ退院できる場合もありますが、そうでない場合もあります。
自分の病気について告知をしてほしい、治療はここまで、など自分の思いをまとめておくことは必要です。
エンディングノートに書いてあれば、家族はあなたの思いを実行することができます。
さらに入院には連帯保証人、身元引受人などが必要になります。
同居家族がいる場合はすぐに頼めると思いますが、いない場合については事前に依頼をしておくと良いでしょう。
介護について
介護が必要な状態になった時に、まず取り組むことは介護認定を受けることです。
介護申請の手順としては、
- 市町村の担当窓口または地域包括支援センターへ
- 要介護認定の申請
- 主治医の意見書
- 訪問調査
- 要介護度の決定
- 認定結果の通知(自立、要支援1,2、要介護1,2,3,4,5)
となり、結果が報告されます。
結果と介護の状態を踏まえて家族は、自宅で介護するのか、老人ホームを選ぶのかなどを考えなければなりません。
介護が必要となる前に、自分でまたは家族と一緒に近くの介護施設などの見学をしたり、自分が入っても良いと思う施設を決めておくなどをしておくと、必要な時に必要な行動がとれるようになります。
今は、入所も待機待ちが何人もいるという現実があります。
元気なうちに気に入ったところに「仮申し込みをしておく」などの工夫も必要です。
相続について
仲の良い家族であっても、相続の問題でもめたり、仲たがいをしたりしてしまうことは多いそうです。
遺産分割や相続の問題は、特に丁寧に考え、必要に応じてエンディングノートだけではなく、遺言書や公正証書を作成するなど、自分がいなくなった後にもめることがないように準備することが必要です。
必要に応じて、近くの専門家に相談することも良いと思います。
自分の遺産は小さいからと言ってそのままにしておかないほうが良いとされていますので、しっかり言葉で伝えておくとともに書面を作っておくと良いでしょう。
葬儀について
葬儀の希望、葬儀社、なども自分で決めておきます。
最近は、葬儀の在り方も変化が見られています。
一般葬だけでなく、家族葬、直葬、などもあります。
また葬儀費用についても調べておくことが必要です。
今は、事前相談もできますので、家族と一緒に葬儀社などに相談して準備をしておくことをお勧めします。
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お墓について
お墓についても最近は以前と様変わりしています。
今までのお寺の檀家としての墓地、公営墓地、民営墓地などがあります。
また墓石は建てずに「納骨堂」「樹木葬」「散骨」「手元供養」など供養される方の思いのスタイルが広がっています。
そのため、墓じまいを希望するなど、お寺との関係なども変わってきています。
自分はどのお墓に入りたいのか、そのあとのお墓の管理はどうするかなど、家族でよく話し合っておく必要があるでしょう。
最後に
【人生の終わり方を考える「終活」に必要な準備 5選】をご提案しました。
「終活」に必要なことは沢山ありますが、今回は特に「人生の終わり方」に焦点をあてて考えていきました。
まだまだ、と思っていても、人生の終わりは誰にでも平等に訪れますし、そこを避けて通ることができません。
どうせ考えなければいけないことであるのなら、自分の思いがしっかりしているうちに、エンディングノートを書いたり、家族と話し合ったり、行動することが大切ではないでしょうか。
特に「おひとり様」や近くに家族がいない場合などは、公正証書を作って自分の思いを正式に残しておく、また生前事務、死後事務などを委任するなど、仕業の方やサービス業者に相談することも必要になるかもしれません。
不安にならずに相談すると良いでしょう。