「終活」を意識した時に、最初にやっていきたい3つのこと

終活

「終活」・・この言葉の流行と共に、「終活」を意識する人が増えています。

「終活」とは何でしょうか。

一般的には「自分の人生の終わり方を考えること」だと言われています。

でも私は「自分の人生の終わり方を考える」つまり「死」を迎える準備だけではなく、

「自分の今までの人生を振り返り、これからの生き方を自分自身で問い直し、やっていきたいことを確認し、そして、最終的に、自分の人生の終わり方を考えること」

と捉えたいと思います。

「終活」にネガティブなイメージを持つ人も多いのですが、「終活」こそ、「ポジティブ」な取り組みだと考えて、前向きに取り組んでいきたいものです。

 

今回は「終活」を意識した時に、最初にやっていきたい3つのことについて考えてみましょう。

 

「終活を意識するとき」

 

「終活」を意識し始めるときは、どんな時でしょう。人によって「終活」との出会いは様々あると思いますが、

大きく分けると以下の3つになるのではないでしょうか。

 

  • 親や家族、親族の「死」に立ち会ったとき

親や家族、親族の「死」に立ち会ったとき、それが身近な存在であればあるほど、病気について、看取りについて、葬儀について、お墓について、相続についてなどを経験します。

「人の死」を迎えるまで、そして迎えた後の様々な体験を通して、「終活」を意識していくと考えられます。

 

  • 自分や家族の健康に不安を感じたとき

「若い」「元気」と思っていても、「加齢」による変化を感じることが積み重なっていきます。

身近な人の「死」の経験だけではなくだんだん自分や家族の体や健康に不安を感じていくことも「終活」を考えるきっかけになるでしょう。

 

  • 定年が間近になったとき、定年を迎えたとき、生活スタイルの変化があったとき

定年を迎えるころには、子どもがいる場合は、子どもが仕事を始めたり、結婚や自立したりするようになり、家族の形態にも変化が訪れます。

夫婦での生活や、一人暮らしになることもあるでしょう。

また最近では、子どもがいない、結婚を選択しない生き方や離婚・お別れも増えてきています。

その場合でも、自分の生活の環境は変わってきます。

毎日「働くこと」を繰り返すのが当たり前だったのに、それが無くなった時に、これからの生活について考えるようになります。

「最初にやっていきたい3つのこと」

 

「終活」を意識しても、何から手を付けたらよいのかわからないことも多いと思います。

「終活」の範囲はとても広く、調べたり、考えたり、することは沢山あります。

でも、まず最初にやると良いと思われることは、以下の3つだと思います。

まずは、そこから取り組んでみたらいかがでしょうか。

取り組む過程で、必要なことが見えてきますので参考にしてみてください。

 

  • 「終活」を学ぶ

今や、本やインターネットを検索すると、様々な「終活」に関する情報が溢れています。自分の興味のあることから調べたり、読んだりしてみることをお勧めします。

「終活」に取り組むときに、必要なキーワードは

「健康・医療」「介護」「保険」「相続」「葬儀」「お墓」などがあります。

また「ライフプラン」「お金」なども大事です。

自分の興味ある所から学んでいったらどうでしょうか。

 

  • 自分の持ち物の整理・片づけと断捨離

私が一番お勧めするのは、「自分の持ち物の整理・片づけと断捨離」です。

長い人生を歩んできて、自分の持ち物が増えすぎていませんか?

「いつかは着るかも」「いつかは必要になるかも」・・そんな気持ちでため込んでいるものはありませんか?

「本当に必要なもの」を考えていくと「終活」に繋がります。

私は終活を始めようと思ったとき、まず「断捨離」から取り組みました。

親との関係、家族との関係、自分の歴史、全て「断捨離」をする中で整理されていきます。

そして、「捨てる」ことにより、物理的な空間と精神的な空間が広がります。

そして自分の大切なものを確認でき、これから取り組むことまで見えてきます。

 

  • エンディングノートを書いてみる

書店に行くと「エンディングノート」関係のものが沢山並べられています。

ネット通販でも検索すると沢山見つけることができます。

またノートを一冊買ってきてオリジナルのエンディングノートを作成したり、パソコンで書いて保存したりするのも良いでしょう。

エンディングノートは形式や内容にも違いがありますので、これはご自分の書きたいものを選ぶことが一番です。

項目が沢山あってどこから書いたら良いのかわからなくなったり、選んだつもりでも記入項目が多くて「私には無理かな」と思うこともあるかもしれません。

全てをいっぺんに書こうと思わず、できることから書き始めることが大事です。

見直しもしていきましょう。

 

私のお勧めする「エンディングノート」は

自分の体について、お金について、自分の死に方について(死を迎えるときの希望)が書き込めることは前提として、

※自分の生い立ちや人生を記入できるもの

※何歳になってもこれからしてみたいことや目標を書き込めることができるもの

※死後周りの人に伝えたいことが残せるもの

があると良いと思います。

 



最後に

最初に、私が考える「終活」とは

「自分の人生の終わり方を考える」つまり「死」を迎える準備だけではなく、

「自分の今までの人生を振り返り、これからの生き方を自分自身で問い直し、やっていくことを確認し、そして、最終的に、自分の人生の終わり方を考えること」

だとお話ししました。

それらを実現するために、ここで示した最初にやっていきたい3つのこと」に取り組んでほしいと思います。

  • 終活を学ぶ
  • 自分の持ち物の整理・片づけと断捨離
  • エンディングノートを書いてみる

そして、

「自分の今までの人生を振り返り、これからの生き方を自分自身で問い直し、やっていきたいことを確認し、そして、最終的に、自分の人生の終わり方を考えること」

を大切にしていきましょう。

終活いつからはじめる?残された家族にちゃんと引き継げるようにするには?
終活いつからはじめるの?と色々なところで言われています。 まだ自分は若いから大丈夫とか、思っているといつ何時ってこともあります。 少しづつでも終活を始めていこうと色々自分なりに調べてまとめてみました。 この事が皆さんのお役に立つことを願って。