50 代 「終活」男性と女性では違うのか?

終活

「人生100年時代」・・・50代は、年齢でみるとちょうど中間地点になりますね。

ちょうどその頃になると、家族の形態が変わってきたり、定年を迎えるなどを通して人生を振り返ったり、第二の人生を考え始める時期にもなります。

そのため50代になると男女問わず少しずつ「終活」というものに興味・関心が生まれていくようです。

でも実際は「環境の違い」によって考え方・取り組み方にも違いがあります。

さらに今回のテーマにもありますように、男性と女性によっても違いがあるようです。

今回は、「人生にとって50代とは?」を考え、「終活」への取り組み方をみてみます。

そのうえで「男性と女性」の終活に対する違いについて考えてみましょう。

「人生にとって50代とは?」

 

「コスモス畑と水晶玉」の写真

人生100年時代と考えられている昨今、50代というのは、人生にとってどういう位置になるのでしょうか。

また肉体的・精神的にどのような状態なのでしょうか。

孔子は「五十にして天命を知る」と言っていますが、

50代は、ほとんどの人が自分の与えられた使命について実践し、肉体的にも精神的にも充実している時でないでしょうか。

判断能力、考える力、体力など、アクティブに過ごされている方が多いと思います。

その反面、少しずつ感じる老いや、第二の人生について考え始めるときにも入りますね。

50代で「終活」を始めることはとても意義のあることだと思います。

心と体に自信があるうちに、「身の回りの物の整理」や「エンディングノート」を書き始めるには最適な時かもしれません。

そんな「終活」にはどんな事柄があるのでしょうか。

取り組みたいことを考えてみましょう。

お悔やみの言葉はどのような言葉をかけたらいい?
突然のお葬式で戸惑うことと言ったら、受付や遺族の人にどのように言葉をかけたらいいのかと思うことです。 私も常々このような場合、どのように言葉をかけたらいいのか迷ってしまいます。 そんな突然の訃報でお悔やみの言葉をどのように描けたらいいのかまとめてみました。 この記事を読むと!

「終活」に取り組みたいこと

大きく分けて、最初に取り組むこととして以下の事があると思います。

  • 身の回りのものの整理
  • エンディングノート(自分の医療・介護・死についての考え方をまとめる)
  • お墓などの生前準備
  • 財産の管理について

それでは次では、男性と女性での「終活」の考え方と取り組みの違いについてみていきます。

「男性と女性での「終活」の考え方と取り組みの違いについて」

「新緑のブナの木」の写真

まず男女における一般的な違いについて考えてみます。

この違いは男女の生きてきた歴史にも関係していると考えられます。

男性が50代になると、一般的に仕事も充実しており、また家族を家長として守ってきたという意識があります。

女性はそれに対して、一般的に仕事をしていても、家族と子どもを守ってきた、という愛情から考える意識があります。

また50代になると、親や親族の死を経験することも多くなってきます。その際にも男女の役割に違いがあります。

そのような様々な違いによって「終活」に対する考えや取り組み方が違うというのは当たり前のことでしょう。

もちろん、ここに書いてある一般的な違いは、一人一人個別の生き方で変わってくる場合もあります。

性の違いではなく性格や個性の違いもあるでしょう。

なので、これからの分析などは、一般的な考え方として受け止めてください。

また、今回のテーマでは、「おひとり様」の男女の違いについては触れていません。

一般的な違いを述べておりますので、あてはまらない場合もあると思いますが、参考にしていただけたらと思います。

なお、上記「終活に取り組みたいこと」の財産の管理については共働きをしてきた場合や、「おひとり様」の場合など、男女というより個別の要素が強いものだと思います。

また財産の管理を誰がしているのか、もあると思いますので、ここでは取り上げません。

ご了承ください。

 

それでは、ある市場調査を参考にして、上記「終活に取り組みたい事柄」の中で、一般的に男女の違いがあるのかを考えていきましょう。

スポンサードリンク



身の回りの整理について

女性は、身の回りの整理について、日常的にしている家事で積み重ねています。

日常的には忙しくてしたくてもできないこともあり、身の回りが片付いていないのはストレスにもなってきます。いつかは片づけたい、断捨離したいという気持ちが年を追うごとに増えていきますので、「終活」を考えるときに一番最初に思いつき、取り組めることのようです。

また、親の死を看取る経験の中で、介護をしたり、遺品整理をしたりするのは女性が多いと思うので、その経験が、自分は家族に迷惑をかけたくない、という気持ちが大きくなるということもあると思います。

エンディングノート

自分の医療・介護・死についてなどの考え方をまとめて家族に残すことができるエンディングノートを書いている、または書こうと思っているのも女性が多いようです。

これは上記で「男女の一般的な違い」でも記載した通り、家族を守り、愛情をもって育ててきたからこそ、自分の思いを書き留めることで伝えたいという思いもあるでしょう。

また、少し面倒なことかもしれないエンディングノートをコツコツと書けるのも一般的な女性の姿かもしれません。もちろん、男性でもコツコツ書くことが得意な方もいると思うのでエンディングノートを書いている方も沢山おられます。

お墓などの生前準備

お墓に対する考えは、男女ともに昔とは変わってきているようです。

檀家として、自分の両親から引き継いだお墓がある場合、男性はほとんどそこに入るつもりでいることが多反面、女性は、義父母や親、夫との関係などで、同じお墓に入ることにためらったり考えたりする場合もあると言われています。

また、最近は、お墓も自分で選べる時代になり、樹木葬など自然葬を望む人も増えてきており、特に女性は自然葬や散骨を希望することが多くなっていく傾向がみられるようです。

最期に・・・

以上、「50代 終活 男性と女性は違うのか」をテーマにしました。

何回かお伝えしている通り、ここで表したものは、一般的な傾向です。個別な違いは様々だと思いますが、調査に基づき、考えてみました。

これを機会に、ご自分の「終活」について考えていただけたら幸いです。

今回も読んでいただきありがとうございました。

人生の終わり方を考える「終活」に必要な準備 5選
今回は【人生の終わり方を考える「終活」に必要な準備】について考えていきたいと思います。もちろん、このテーマはおひとり様でも、おふたり様でも、「ご家族が遠くに住んでいて自分の「終活」を任せられない」または「家族に負担をかけたくない」という方に...